幼美つれづれ草 −第1回− Living With Children

「徒然なるままに・・・・・・」と始まる「徒然草」、「何もすることも無く、退屈しているので・・・・・・」といった意味だそうです。しかし、コロナ禍による非常事態宣言下でも、やるべき事はあったし、決して退屈ではありませんでしたね。むしろ、これまで経験したことのない生活の変化がストレスにつながっています。
子供達も、友達との集団遊びや外遊びが制限され、ストレスを高めていました。そのような中、動画で配信されるなどした家庭でもできる造形遊びや造形活動がストレスの解消に役だったようにも思います。子供にとって「徒然なるまま」は無いのですよね。
幼年美術の会は、造形表現活動を通して子供達が心身共に健康に育ってくれることを願っています。そのためにも、私たち大人も、心に余裕が持てるようになりたいものです。こんな時だからこそ、子供達と一緒に造形遊びに興じてみるのも良いのではないでしょうか。“With Corona”なんて言われますが、私たちはいつも“Living with Children” でありたいですね。

プロフィール

大橋 功(おおはし いさお)

1957年11月28日 京都市生まれ。

岡山大学・大学院教育学研究科 教授

専門は、美術教育・美術科教育

日本実践美術教育学会・会長

日本美術教育学会・理事

大阪市立中学校美術科教諭、佛教大学教育学部助教授、東京未来大学こども心理学部教授を経て現職。幼児期から青年期にいたるそれぞれの発達段階における子供理解に根ざした造形表現・図画工作科・美術科の学習指導と関連する教師教育について研究している。

 

主な著書など

「教師をめざす若者たち」(2000年、プレジデント社)

「日本美術101鑑賞ガイドブック」「西洋美術101鑑賞ガイドブック」(2008年、三元社)

「美術教育ハンドブック」(2018年、三元社)

「美術教育概論(新訂版)」(2019年、日本文教出版)

※幼年期の造形表現・美術教育の専門雑誌(季刊)「美育文化ポケット」編集統括

※造形活動Youtube 「いろみずあそび」